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カテゴリー:司法書士 の記事一覧

人に心は開くことが美徳 ただしこいつの場合、、

殺風景な部屋の中には机といす、それと朱肉と印鑑用の下敷きがあります。

あとめぼしいものといえば、隣の部屋につながる電話とアナログな音がするカード読み取り装置。

意外なことに監視カメラはありません。

そこは某銀行の貸し金この中。

正確に言えば、めぼしいものどころか、膨大な財産であろう多くの人の金庫を背にしています。

やれるものならやってみろと言わんばかりのイカツさです。

遺言執行の手続きのため、亡くなった方の財産目録作りをしなくてはなりません。

相続人の立ち会いの下、貸金庫にしまってある重要書類や印鑑等をお預かりに伺ったのですが、金庫室に入れたものの、その金庫が開きません。

カードに文字でも掘っているのではないかというような音を立てながら、読み取り装置に嫌われています。

銀行の方を交えて、みんなで悩むこと15分。

暗証番号も鍵もカードも正しいこの状況で金庫が開かないことに焦りを覚え始めます。

遺言者の最後のいたづらか?

いやいや、これ、取り出せなくなったらどうなるんだ?

と、困惑し始めた頃、ある女性銀行員が、

「こっちとこっちが逆です」

と。。。。

相続人が持ってこられた本人用のカードと予備用のカードをクロスして見せます。

先日、僕がネタとして大ケガしたDAIGOのウィッシュに近い感じで・・・

どうやら、本人の持っていたカードを重ねて持ち出す際に間違えてしまったご様子。

 

 

・・・・無事開閉。

 

良かった、お茶目なミスで (^^;)

 

この業界のいいところ

昨日の夕方前に、公図と測量図をとって欲しいと、関西方面の司法書士から依頼がありました。

この業界ではたまにあることです。

全てではないですがインターネットの閲覧が可能になったり、郵送による取得も可能な謄本等の調査ですがのですが、現地の法務局で確認しながら調べなくてはならないことは未だにあるものです。

あくまで相手が常識人である司法書士を前提に、とくに委任状や契約書も作らず、実費も後日、若干の報酬と一緒に請求します。

もちろん持ち逃げ(書類をもらっておいて、報酬を払わない)は聞いたことがないのが、この風習をできあがったところに、先人司法書士達の堅実さが伺えます。

いいですねぇ、こういうの。

また遠方からお願いされるのも、なんだか嬉しいですしね。

中央新人研修で全国(僕は西日本がメイン)に司法書士の知り合いができましたが、今思い起こしても良い仲間は多かったですね(^0^)v

 

年末年始の営業について

年末年始の当事務所の営業は28日までで、来年度は4日からスタートします。

なんとなく本年内に処理して、新年に仕事を持ち越したくないというのは、僕もそうですが、依頼者の方も大概同じです。

ただし、この概念はある種対立するところがあって、依頼者の方の場合、2通りのタイプに分かれます。

一つは僕と同じ、新年までに登記や事件を完了しておきたい。

もう一つは、新年までに、自分がやらなきゃいけないと思っていた登記等(主にずっと放置したあった相続)を自分の仕事から排除しておきたい → とりあえず、年内に司法書士に依頼しておこう。

と、いうもの。

、、、う~ん、、、、

僕は新年まで持ち越しっすね(汗)

 

でも、

もちろん、

どちらも、歓迎ですよ☆

ホントに☆☆☆

年末年始の仕事も張り切って処理させて頂きます(^0^)

師走は忙しくなきゃ、物足りないですからね(笑)

営業日はあと約4日半(最終日は大掃除。 なのでカジュアルな格好で出社します 半分くらいの本来の仕事はしないかなぁ)!

良いの年の瀬をエンジョイしましょうね!!

 

私の遺言執行をお願いします。

「自分の生涯に悔いはないです。ただ心残りだったこの家のことと、自分自身の整理ができて、ほっとしています。本当に今日はありがとうございます。そして、この先お願いします。」

年齢としてはまだまだ若い、初老の紳士はそういって、少し目をつむり、天井に目をやりました。

熱い目頭の先に広がる光景は、彼の歩んできたいろいろな情景が涙で滲みながら広がっていることに間違いはなく、その短い時間の濃さは筆舌に難いものです。

先日、公正証書遺言作成の証人として、公証人とその現場に立ち会いました。

インフォームドコンセントは余命を知らせるだけの怖いものではく、人は幸せにできる手段の一つと教えられました。

幸せを真剣に考える時間を一緒に共有でき、そして期待に預かれる司法書士の仕事というものは、まだまだ僕の知らない可能性と醍醐味が詰まっていそうです。

期待に応えられる、しっかりとした仕事をできるよう、襟を正し、さらなる精進をすると約束せずにはいられません。

 

 

 

 

 

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あれ?

これは商号に記号のように使って良かったっけ?

取り扱った謄本で、変わった登記名義人表示変更登記がされていたので、目にとまりました。

「何々産業株式会社」から「何々産業.株式会社」へ

マスコミでも取り上げられる大きな会社さんです。

日本語であっても字句を区切る必要がある場合には符号として「・や&や’」等は使えます。

でも、つい最近までアルファベットさえ使えなかったのに、商号の表示の規制緩和には目を見張るものがありますね。

ただ、個人的にはこのような商号は「.」の見落としにつながりそうで(ここで同一商号性等でもめたくないし・・・)、あんまり流行ってほしくはないなぁと、ほのぼの感じました。