最も簡単な家族信託の比較・説明
今年の冬はいつもより寒い気がします。
冷え込みが強く感じるのは僕だけでしょうか?
とはいえ、浅井はいつもながら元気に東奔西走しています☆
さてさて、家族信託・民事信託がテレビで取り上げられていることもあり、
意図しない先からも相談を受けることが増えてきたように感じています。
皆さんの周りでも興味を持つ方が増えてきたのではないでしょうか?
そんな中、専門家同士で家族信託や民事信託を説明するのは、比較的簡単です。
法制度の要所要所を伝えれば、それでおおよそ理解し、その使い方や便利さが伝わるからです。
法律用語は難しく聞こえますが、分かってしまえば端的に理解ができて、便利なこともあります。
しかし、一般的には、その用語が分からないから専門家に相談をするわけです。
僕が依頼者等に説明している最も簡単な「成年後見」と「商事信託」、「家族信託・民事信託」の比較説明は
成年後見制度が「バス」
商事信託が「タクシー」
家族信託・民事信託が「自家用車」です。
だいぶ意訳していますが、
成年後見制度は被後見人の大切な財産を守る制度であり、本人が意思能力を喪失した際のセーフティネットであるので、
しっかり決められた、バスで言う「ルート」・「時間」を守って走っていきます。
なので、目的地の方面には向かってくれる、乗るのに資格はいらない、そして費用が安価という意味では、
とても大切な移動手段だといえます。
なので、成年後見制度が使いにくいだとか、用途にあっていないというのは、変な話であって、
バスが自宅の前まで自分を送り届けてくれないとか、自分の都合の良い出発したい時間に来ないと、
そんな不満を言っているイメージかもしれません。
それに比べれば、商事信託たるタクシーは非常に便利です。
プロのドライバーが、その人の目的地と時間にあった場所に、ちゃんと送り届けてくれます。
プロだから安心というのもありますし、費用はかかりますが、バスと比べられない便利さがあります。
これも当たり前ですがとても大切な移動手段で、
短距離(短期間)とか、一時的な話とか、バスが通らない(制度的な融通が利かない)部分では、バスや自家用車より便利なこともあります。
ただ、お金に余裕がある人が使う交通手段というイメージは、正直、あるのかもしれません。
(それでも、最近は、だいぶ頑張って依頼者に寄りそっている信託会社さんもありますよ)
そして最後に、自家用車たる家族信託・民事信託ですが、
これは、子供(例えば娘)に車を買ってあげて、普段、それに乗せて行ってもらって移動するものだと説明しています。
自分が運転しないのがミソなのですが、家族信託も財産を家族に預けて、お任せするイメージです。
つまり、よく自分のことを良く分かった娘さんの運転なので、病院に行って、スーパーに行って、
あ、でも、途中でトイレに寄りがてら喫茶店で休憩しましょうねって移動が可能です。
時間も目的地、その人習慣さえも考慮した、ルートに柔軟に対応できる便利さがあります。
これが家族信託・民事信託の良いところだと思います。
ただし、この娘さんの運転はプロではありません。
家族信託の受託者になるのに資格は要らないですけれども、ある程度の資質は必要です。
ひょっとすると心許ない運転をする人もいるでしょうし、免許はもっていてもペーパードライバーかも知れません。
ちゃんと慎重に運転する人、今は不慣れでも練習すれば安全運転する人は必要以上に怖がる必要ないと僕は考えています。
でも、乱暴な運転をする人や怖くてハンドルを握れない人の場合は、僕は家族信託・民事信託を薦めません。
事故が起こったら、誰も幸せになりませんので。。。
そんな話を信託会社さんと話をしていたら、妙に分かりやすいと言ってもらえ、
「その説明、今度使わせてください!」なんて言われてしまいましたので、先に自分からブログに公開してみました(笑)
いいなと思った方、分かりやすいと思った方、どんどん使ってください!!
(ただ、やり過ぎているくらい、簡単に説明していますので、ちゃんとした補足説明もしてくださいね。)
みんなが分かりやすく、信託制度を身近に感じてくれれば、きっと正しく家族信託や民事信託が普及すると思っています。
そして、その先に、より良い法制度、社会があるはずだと、僕は信じてやみません☆
と、難しくない感じで思っています(^-^)v
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司法書士 社会保険労務士 行政書士 浅 井 健 司